島崎こま子おぼえがき

島崎こま子おぼえがき

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  • サイズ B6判/ページ数 133p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784286011868
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまはるか

17
島崎こま子は「新生」の題材となった島崎藤村の姪、著者は教師として妻籠に赴任、妻籠に住んでいたこま子を知る。直接的な関りは少なく、「新生」などからの引用中心。「新生」119章の節子の父親宛の手紙を引用し「その辛いかなしい愛のために、節子の成長した姿がこの手紙から伺える」と述べるが、こま子が父に宛てた手紙の有無に関わらず、引用の手紙は藤村の創作であり、こま子に関して混同されているような違和感を覚えた。それにしても、こま子の表情が鮮明に写っている表紙カバーなど多くの写真は藤村ファンとして良い体験になった。2025/03/07

どんちゃんママ

8
島崎藤村と姪であるこま子の許されない愛、そして2人の間には男の子が生まれていた ということを知らなくて 衝撃を受けました。藤村の「新生」 は、自身の実話をもとに書かれていたんですね。2015/08/16

ピンガペンギン

3
図書館本。島崎藤村「新生」に登場する姪のモデル島崎こま子さんに会った女性がスケッチしたこま子の姿。晩年にも知的で気品を絶やすことのない女性だったという。こま子のいとこの息子の西丸四方という人が「島崎藤村の秘密」という本を書いていて、藤村、こま子、藤村の後妻の静子は全員、「陰気でひねくれた、頭のよい、非常識な性格」だったとの評。ひどい言いようだ。(藤村が新生を発表したのは非常識極まりないが)「新生」の成立した背景に興味のある方は一読してよい本だと思う。2022/04/13

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