内容説明
「カワイソウニ、死ニ損ノウテ」昭和20年、朝鮮からの引揚船珠丸の沈没で家族6人をなくした7歳の著者に向けられた言葉である。60年を経た今、この言葉の呪縛から解放されつつあると感じ始めた著者が語り始めた、切なくも懐かしい日々。
目次
第1章 幼き頃(朝鮮民主主義人民共和国;父の教え ほか)
第2章 青春(繁華街、中洲へ;福岡生まれの『サザエさん』 ほか)
第3章 廣さんと共に(出会い;結婚、そして新しい家族 ほか)
第4章 この頃のこと(夫の死;光の中の世界 ほか)
著者等紹介
石原〓子[イシハラノブコ]
1939年生まれ。博多第二中学校卒業。福岡県在住
小泉理恵子[コイズミリエコ]
1952年生まれ。福岡中央高等学校。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科卒業。神奈川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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