内容説明
忘れがたき樺太の日々よ。苦渋に満ちた軍隊生活、終戦、捕虜生活、異国の友との交遊―時代の渦のただなかで、精一杯生き抜いた忘れがたき記憶。一九四五年のあの夏から戦後にかけて樺太で過ごした日々を万感の思いをこめて振り返る。
目次
突然の臨時教育召集令状
激動の暑くて長い一日
白雲峡での一日半
N地区での捕虜生活
帰路につく
旧制中学校の授業再開
ヴィーチャーとの心に残る四百数十日
著者等紹介
山口幹雄[ヤマグチミキオ]
1929年(昭和4)生まれ。明治学院大学経済学部卒業。エスエス製薬株式会社、社団法人企業経営協会を経て、株式会社馬里邑管理部長を歴任後、株式会社マネジメント・センターを設立、代表取締役。1986年聖徳大学短期大学部教授。2001年定年退職。現在、秋田市に在住
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