出版社内容情報
いま語りつぎ、子どもにつたえる戦争の悲劇と平和への祈り。「平和文庫」シリーズの最新刊です。本書は、急性白血病で夭折した禎子を悼んだ級友たちの「原爆の子の像」建立運動の稀有な全活動記録。
目次
起ち上がった子どもたち
千羽鶴の折紙も空し
「こけしの会」から「平和をきずく会」へ
少し勉強しても出血する
非人間への抗議の証
全国の友達の激励に支えられて
私たちは論議よりも実践をする
級友の手で文集『こけし』を発刊
恵美子さんの臨終
百万の子どものねがい、制作は菊池先生
世界の子どもが手をつなごう
クリスマス島の水爆実験に抗議する
いためつけられる墓碑
星の一つが見つめている
大人の批判もうけて
広島の死の事実を
世紀の握手、Xマスの集い
“原爆の子”の祈念像
著者等紹介
豊田清史[トヨタセイシ]
教師、歌人。大正10年(1921)~平成22年(2010)。広島県生まれ。広島大学教育学部卒業。国民学校の教師だった昭和20年8月6日広島市で被爆。広島市幟町中学校教諭。短歌誌『火幻』主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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