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出版社内容情報
交響曲第1番初演の失敗から、精神的に追い詰められていたラフマニノフがスランプから克服した記念碑的作品。解説はラフマニノフと同じく作曲家兼ピアニストの野平一郎。この作品の魅力を精緻な楽曲分析を踏まえて縦横に解き明かす。
1897年の交響曲第1番初演を酷評され、精神的に追い詰められていたラフマニノフが精神科医ダーリの暗示療法によってスランプから克服した。その記念碑的作品がこの曲である。
解説は、ミニチュアスコア初登場の野平一郎。ラフマニノフと同じく作曲家でありピアニストである立場から、人々の心に忘れがたい印象を残す、この作品の魅力を精緻な楽曲分析を踏まえて縦横に解き明かす。
特に昨今の協奏曲作品との連関を指摘する視点は極めて斬新で、今までにないミニチュアスコアとなっている。
第1楽章 モデラート
第2楽章 アダージョ・ソステヌート
第3楽章 アレグロ・スケルツァンド
【著者紹介】
1953年、東京生まれ 作曲家、ピアニスト。東京藝術大学音楽学部作曲講座準教授
東京藝術大学音楽部附属音楽高等学校、同大音楽部作曲科卒業。同大学院修士課程を終了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。
ピアニストとしては、国内外の主要オーケストラにソリストとして出演する一方、さまざまな器楽奏者および歌手と共演。古典から現代曲まで幅広いレパートリーを得意とする。
作曲家としては、フランス文化庁をはじめ、スペイン文化庁、IRCAM、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ベルリン・ドイツ交響楽団など数多くの団体から作品を委嘱されている。