出版社内容情報
忽然と消失した大金四百八十両をめぐる推理劇は、思いがけない趣向のどんでん返しを迎え……。何重にも施された仕掛けによって、おかしく哀しく敬虔に俳人一茶の半生を描き出す傑作戯曲。一茶をめぐるエッセイや著者選「一茶百句」、金子兜太との対談などを増補した完全版。
紀伊國屋演劇賞個人賞・読売文学賞受賞
内容説明
忽然と消失した大金四百八十両をめぐる推理劇は、思いがけない趣向のどんでん返しを迎え…。何重にも施された仕掛けによって、おかしく哀しく敬虔に俳人一茶の半生を描き出す傑作戯曲。エッセイや著者選「一茶百句」、金子兜太との対談を増補した決定版。第十四回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。第三十一回読売文学賞(戯曲部門)受賞。
目次
一茶をめぐって(一茶との一夜;キク月水;一茶百句―井上ひさし選;一茶・息吐くように俳諧した人(金子兜太×井上ひさし)
小林一茶にみる言葉といのち(金子兜太×井上ひさし))
小林一茶(作者の前口上;小林一茶;後口上)
著者等紹介
井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934年生まれ。上智大学仏語科卒。「ひょっこりひょうたん島」など放送作家として活躍後、戯曲・小説などの執筆活動に入る。小説では『手鎖心中』で直木賞、『吉里吉里人』で日本SF大賞および読売文学賞、『腹鼓記』『不忠臣蔵』で吉川英治文学賞、『東京セブンローズ』で菊池寛賞、戯曲では「道元の冒険」で岸田戯曲賞、「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊國屋演劇賞および読売文学賞、「シャンハイムーン」で谷崎潤一郎賞、「太鼓たたいて笛ふいて」で毎日芸術賞および鶴屋南北戯曲賞など、受賞多数。2010年4月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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