出版社内容情報
ヴィブラートのための画期的な教本。第1章では物理的なテクニックを徹底的に習得。第2章では表現のためのさまざまなコツを伝授。
ヴァイオリン演奏において、表現に欠かせない技術であるヴィブラート。これに特化した世界でも珍しい教本。第1章では、ヴィブラートのための指・手首・腕の動かし方など物理的なテクニックを、部位ごとの練習からコンビネーションの練習に至るまでに徹底的に習得。第2章では、解釈し表現したいものをより実現させやすくするためのヴィブラートのコツなどを、オリジナルの練習曲や有名曲を用いて実践する。ヴィブラートを自在にかけられるようになり、音楽を思いのままのまま操れるようになりたいという演奏家たちのバイブルとなる。指導者が生徒を教えるためにも、またプロの演奏家が自身のためにも使える画期的な一冊。
ヴィブラート教本
ゴラ ズデニェク[ゴラ ズデニェク]
Zdenek Gola:1929生まれ。チェコのヴァイオリン教育者。Brunner Janacek Academyで学び、その後オストラヴァ音楽院のヴァイオリン教授となる。コンサートマスターやソリストとしてだけでなく、数多くのヴァイオリン教本の著者としても知られる。ベーレンライターからポジション移動やフィンガリングについての教本「Violin Technique」(全2巻)が刊行されている。
山? 千晶[ヤマザキ チアキ]
桐朋学園大学卒業後スペイン王立セビリヤ交響楽団に所属。その後プラハに戻り2004年よりマリアーンスケ・ラーズニェ交響楽団のコンサートマスターに就任。2006年?2015年までプルゼン・フィルハーモニーのコンサートマスターを務める。チェコ各地の音楽祭やドイツ、スペイン、北米、南米、日本で演奏活動を行う。