内容説明
サティ、ドビュッシー、ラヴェルからメシアン、ブーレーズまでの、フランス近代音楽・現代音楽のすべてを網羅した楽しくも不思議な入門書。
目次
第1章 今世紀の夜明けを告げる3人の作曲家たち(エリック・サティ;クロード・アシル・ドビュッシー;モーリス・ラヴェル)
第2章 ドビュッシーの同時代人たち(ガブリエル・ピエルネ;ポール・デュカ;アルベール・ルーセル;フロラン・シュミット;シャルル・ケクラン)
第3章 「六人組」(フランス「六人組」について;ダリウス・ミヨー;フランシス・プーランク;アルテュール・オネゲル;ジョルジュ・オーリック;ジェルメーヌ・タイユフェール;ルイ・デュレ)
第4章 「六人組」以後のフランス伝統音楽を守る人たち(ジャック・イベール;ジャン・フランセ;アンリ・ソーゲ;ジョルジュ・ミゴー;リヴィエ、トマジ、ボザ)
第5章 新しい表現を求める人たち(オリヴィエ・メシアン;アンドレ・ジョリヴェ;アンリ・デュディユー;ピエール・ブーレーズ)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hr
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ローマ大賞に関係のある作曲家の部分を拾い読み。著者はかなりの勢いで執筆している感じ。ラヴェルの部分のローマ大賞審査員への批判的な文章はやり過ぎの感。ラヴェル自身はローマ大賞の結果には、どんな感想を持っていたのだろう?2018/01/17
hr
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「デュティユーとの対話」を読んで、思い立ってデュティユーの項目を読む。読み落としや再発見はほぼなし。2023/07/15
hr
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この本が僕のフランスの作曲家に対する興味関心を一気に引き上げたのは間違いないが、今読むと、ドラマティックに仕上げようとし過ぎの感。掲載されている作曲家の中でローマ賞に関わりがあるのは、ドビュッシー、ラヴェル、ピエルネ、デュカス、フローラン・シュミット、イベール、トマジ、ボザ、デュティユーなど。2020/02/19
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