出版社内容情報
作曲家伝記の新シリーズ。ハンディな全書判、生涯篇・作品篇・資料篇の3部構成は実用的で充実。このシューベルトも生涯を丁寧に描き、その音楽の唯一無二の真価を明らかにしている。ウィーン・シューベルト巡礼と地図付。,,,
内容説明
歌曲王から本格的作曲家へ―父との葛藤、世間の無理解、そして病魔と苦闘しながらあふれ出る楽想に永遠の生命を与えたシューベルト。その生涯の軌跡が、いま鮮やかに描かれる。
目次
生涯篇(誕生からコンヴィクト時代まで;作曲と教員の二足のわらじ;自立への道;病苦を超えて;死を目前として ほか)
作品篇(オペラと劇音楽;宗教音楽;重唱・合唱音楽;リート;交響曲と管弦楽曲 ほか)
資料篇
著者等紹介
村田千尋[ムラタチヒロ]
1955年東京生まれ。東京大学文学部(美学芸術学)と国立音楽大学大学院(音楽学)に学び、弘前大学教育学部講師をへて、現在は北海道教育大学札幌校助教授(芸術学・音楽学担当)。専門は西洋音楽史。とくに18、19世紀のドイツ歌曲史を中心に、社会学的音楽史学の確立をめざして研究している
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感想・レビュー
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Yoshi
1
シューベルトといえば魔王を小学校で歌わさせられ、当時はガキなのでみょうな日本語訳の歌詞とスケールのでかさのギャップが余りにおかしくてネタにしかできなかったのだけれども今魔王を聞くとその情景描写の巧みさや、他のグレートヒェンなどのドイツリートを聞くとやはり絶妙であるし、ゲーテなんて読んだことすらなかったなか詩をこうした音楽に変える事の巧みな術は天才だったのだな、と再確認。 一つ一つ音楽を確認しながら聞いていきたいと思いました。2020/09/09
sasa
0
作者がいかにシューベルトが好きかということがよーくわかりました。kkk 2012/02/08