出版社内容情報
英国のチェリスト、イッサーリスが自分の子どもに作曲家の物語を読ませたいのにおもしろいものがない事に気づき、自ら書き下ろしたのが本書。6人の作曲家をとりあげ、生き生きと紹介する。
内容説明
イギリスで「ハリー・ポッター」に次ぐ売行きを記録?世界的チェロ奏者イッサーリスが、6人の作曲家の人生と音楽を、子どもたちに楽しく紹介する、ユニークなクラシック音楽入門書。
目次
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
ヴォルフガング・アマデーウス・モーツァルト
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン
ローベルト・シューマン
ヨハネス・ブラームス
イーゴル・ストラビンスキー
著者等紹介
板倉克子[イタクラヨシコ]
ライター・翻訳家。1962年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業
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感想・レビュー
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舞
63
学生の頃に読了。意外なことが知れて、楽しかった、おもしろかった。懐かしい記憶が…笑
たかしくん。
18
子供向け?それにしては、妙な偉人伝っぽさもなく、大人の(?!)私も知らなかったエピソードも色々ありました。神童のまま大人になってしまったことが仇になったモーツァルト、いつも不潔で気配りの出来ないながらスポンサーには恵まれたベートーベン、幼少の頃から宇宙人みたいな立ち振舞いが、おとなになってほぼ紙一重になってしまった変人いや狂人シューマン。面白かったです。2018/07/16
DEE
11
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス、ストラビンスキー、6人の作曲家たちの残した音楽とエピソード。誰もが知る作曲家たちも、苦悩し、挫折し、不運に見舞われ、病み、貧困に喘ぐ、そんな時期があったんだな。著者は世界的に活躍しているチェリスト。その著者が「実はね…」みたいなノリで語りかけてくれるようなリラックスした訳で楽しめた。2023/01/11
せいや
5
芸術家は得てして変わった性格を持つことが多いように思えるから、芸術家の伝記は面白い。そしてこの本も例外ではなかった。 本書の中で紹介されている6人の作曲家全てに親しみを覚えたが、特にシューマンに興味が湧いた。 今後クラシックを聴く時に、作曲家が何を思って作ったのかについて、思いを馳せることが増えるだろう。2021/05/07
メデスキ
3
バッハのブランデンブルク協奏曲第三番、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番と交響曲《ジュピター》、ベートーヴェンのチェロソナタ第三番、弦楽四重奏曲第14番(←本当は第16番)、ブラームスのドイツレクイエム、シューマンの森の情景(←本当は主題と変奏 変ホ長調)と交響曲第1番&第3番をこれから愛聴していきたいと思いました。