トーキョー・シンコペーション―音楽表現の現在

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トーキョー・シンコペーション―音楽表現の現在

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  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784276210134
  • NDC分類 762.06
  • Cコード C1073

出版社内容情報

『レコード芸術』誌において2022年4月から16回に渡って掲載され、カルト的な人気を誇った同名記事に大幅に加筆して再構成。当代を代表する音楽学者であり「現代音楽」のスペシャリスト沼野雄司氏が、堅苦しい、難しいと思われがちな作曲家たちの思考や作品を美術、映画、哲学、小説、ロックやポップスなど、他ジャンルの作品との比較の中で軽妙なタッチで深く論じます。既成概念を打ち破る“新しい”音楽批評が展開。

内容説明

あたらしい音楽批評のかたち。『レコード芸術』誌でカルト的人気を誇った連載が大幅補筆を経て待望の単行本化。音楽・美術・哲学・映画・小説…著者渾身の越境型音楽評論集!

目次

音楽の視覚性/視覚の音楽性
イメージからノスタルジーへ
複雑性と吃逆
沈黙ぎらい
不器用と恩寵
マニエリスムからの距離
表象不可能性と音楽
地図・領土・美術館
カノンと1ミリ
あたらしい旧さ/旧いあたらしさ
左眼のエクリチュール
ノン・バイナリーな挑発
音を楽しまない音楽
音楽における「日本的なもの」
歌声を増幅せよ
喪失の音楽

著者等紹介

沼野雄司[ヌマノユウジ]
東京藝術大学大学院博士課程修了。博士(音楽学)。現在、桐朋学園大学教授、神奈川芸術文化財団芸術参与。2008年度、2020年度にハーヴァード大学客員研究員。これまで国内の学会はもとより、アメリカ、中国、オランダ、リトアニア、ジョージア(グルジア)、アイルランド、オーストリアなどの国際学会で20世紀音楽について発表。趣味は自転車(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sam

59
「現代音楽史」、「音楽学への招待」に続いての本書。期待を裏切らない一冊だった。前著は「〜学」に拘り過ぎた感もあったが本書ではそうした縛りもなく自由自在に筆を運んでいる。後書によると「一つのトピックスを軸に…それをハードボイルド風味で処理」するという裏テーマがあったらしい(が残念ながらちっともそんなふうには感じられず)。テーマは音楽における視覚、ノスタルジー、複雑性…とバラエティー豊か。どれも新鮮な論考だったし坂本龍一についての考察はなるほどと思った。YouTubeで音源を聴きながら読むと更に楽しく読める。2024/02/07

qoop

7
現代音楽へのとっかかりを増やすため、掲載誌だった「レコード芸術」読者が知識共有していそうな周辺ジャンル(美術、ドライブ、映画など)で馴染みのありそうなタームを引っ張って来てフックとし、聴取の際の勘どころを分かり易く伝えようとするガイドブック。文化/社会状況の中に現代音楽を落とし込むのではなく、あくまでも割り切って理解の補助線を引くことに徹する姿勢で書かれているようで、ブリコラージュ的というか、清々しい。2024/03/22

die_Stimme

5
主に現代音楽を専門とする音楽学者が音楽以外にも映画や美術や哲学書や文学などから触発されて音楽からつかずはなれずさまざまに思考をめぐらす。引用のための引用が多くてわりと苦手な文章ではあるけど、読者としてもはっとするような気づきを得られる。最近『ボーはおそれている』を観たばかりなので「人間には、おぼろげな不安をむしろ自ら成就してさせようとしてしまう、不思議に愚かな欲望があるように思う」になるほどと思った。beau is afraidなのであってfearとは違うよね、邦題はちょっとニュアンス違うよねと思ってた。2024/03/23

どら猫さとっち

5
昨年休刊になった「レコード芸術」で連載された、人気音楽批評を書籍化。現代音楽の批評だけど、そのアプローチが面白い。音楽だけでなく、小説に哲学、美術に映画と、さまざまな文化を取り入れ、音楽の核心を探っていく過程が興味深い。音楽批評というよりエッセイ感覚で読んだが、音楽が万華鏡のように、いろんな形と光を成していくのが、芸術の面白さであることを感じ入った。現代音楽は、こんなに面白いのか。2024/01/26

チョコろん

2
雑誌『レコード芸術』の連載を加筆修正してまとめた作品。---気軽な印象から始まる、骨太な音楽批評。音楽と、主に視覚表現を伴う芸術作品を比較することで音楽の在り方を探っていく。序盤の章では音楽以外の芸術に関するライトな話題で間口を広げ、中盤以降から他ジャンルとぶつけながら音楽を詳細に解説する。音楽と他ジャンルの掛け合わせ、音楽単体での良さを再発見できる。参考作品が一般ユーザの接触しやすい媒体から選ばれているのが良い。作品を聴きながら読める。クルマの描写で執筆箇所の表現スタンスを提示してくるのも面白いなぁ。2024/03/05

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