出版社内容情報
三浦淳史没後25周年&ヴォーン・ウィリアムズ生誕150周年記念。三浦は特に英国音楽に関する文章で多くの読者に影響を与え、今なお熱心なファンを持つ音楽評論家。本書はそんな三浦の英国音楽に関する「エッセイ・評論」と「楽曲解説」を可能な限り集めてまとめたもの。意外にも三浦による英国音楽に特化した初の一冊となる。全2部構成で、第1部は読み手の琴線にふれるような文章で人気のあった「エッセイ・評論集」、第2部はディーリアスやブリテン、エルガー、ヴォーン・ウィリアムズ、ウォルトン等の「楽曲解説集」(全219曲)となっている。特に「楽曲解説集」は現在でも十分通用する内容を誇り、『名曲解説ライブラリー』の「英国音楽版」としての役割を存分に果たす。近年はプロアマ問わず、日本のオーケストラの演奏会等で英国音楽が頻繁に取り上げられており、鑑賞を中心としたファンだけでなく、演奏家からの需要にも十分に応える一冊となっている。イギリス音楽ファン必携の一冊!
内容説明
ディーリアスやブリテン、エルガーやヴォーン・ウィリアムズなど、とりわけイギリス音楽に関する文章で数多くの読者を感化し、日本のイギリス音楽受容に大きな足跡を残した音楽評論家・三浦淳史による「イギリス音楽に特化した初の著作集」。第1部―愛情あふれる、読み手の琴線にふれるような文章で、ディーリアスやブリテンをはじめとする作曲家について語った「イギリス音楽エッセイ・評論集」。第2部―三浦淳史がさまざまな機会に執筆した作品の解説を可能な限り集めた「イギリス音楽楽曲解説集」(全219曲収録)。
目次
第1部 エッセイ・評論集(BRITTEN;BUTTERWORTH;DELIUS;ELGAR;HOLST ほか)
第2部 楽曲解説集(アーノルド;バックス;ブリッジ;ブリテン;バターワース ほか)
著者等紹介
三浦淳史[ミウラアツシ]
1913年秋田生まれ。蠍座。札幌第二中学校で生涯の友となる伊福部昭と知り合い、共に北大予科に進学。1934年に伊福部らと「新音楽連盟」を結成し同時代の音楽を紹介する一方、音楽雑誌などに寄稿を始める。その後東北帝国大学に移って1940年に卒業。卒業後は中国で日本語教師を務めるが終戦で帰国。戦後は高等学校の英語教師を務める傍ら、洋書や欧米の雑誌の収集・購読を通じて海外事情に精通していることから、音楽雑誌各誌やレコード会社からの執筆依頼が多く寄せられるようになリ、音楽評論家として幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Tatsuo Ohtaka
hr