出版社内容情報
ショパン・エチュードOp.10全12曲の具体的で効果的な練習方法を、料理のレシピに見立ててユーモラスに解説。
「ムジカノーヴァ」2010年4月号~2011年3月号連載の単行本化。連載記事から大幅に加筆修正している。ショパン・エチュードOp.10の各12曲を料理のレシピに見立て、その曲の特徴と具体的な練習方法を、ユーモアを交えて解説。各エチュード“レシピ”は以下のような構成となっている:1)今日の献立:演奏解釈の方向性 2)期待される食効果:向上が期待されるもの 3)よりよい消化のために:効果的どころか、エチュードを危険にさらしてしまわないためのアドヴァイス 4)作り方:練習のアイディア この他に、著者の意図がイメージで伝わりやすいイラストや、練習アイディアの譜例が満載! ピアノ学習者にとっては必須であるショパン・エチュードの、ドゥヴァイヨン氏ならではの効果的な練習方法やコツを習得できるのはもちろんのこと、各曲の全体像をより的確につかむ手助けともなる。
Preface
1.Op.10-1
2.Op.10-2
3.Op.10-3
4.Op.10-4
5.Op.10-5
6.Op.10-6
7.Op.10-7
8.Op.10-8
9.Op.10-9
10.Op.10-10
11.Op.10-11
12.Op.10-12
Postscript
【著者紹介】
パリ高等音楽院教授を経て、現在ベルリン芸術大学教授、英国王立音楽院客員教授、桐朋学園大学特任教授、Music Alp夏期国際音楽アカデミー芸術監督。1978年、チャイコフスキー国際コンクール第2位受賞。核心をついた熱心な指導法には定評がある。村田理夏子とデュオを組み、2008年にメシアン生誕100年記念のCDをリリース、「編曲の名手たち」が「レコード芸術」特選盤、「リストそして悪魔」は準特選盤に選ばれる。2001年フランス芸術文化勲章を受章。
内容説明
全12曲をレシピに見立てて構成。スパイスの効いたアドヴァイスが満載。
著者等紹介
ドゥヴァイヨン,パスカル[ドゥヴァイヨン,パスカル][Devoyon,Pascal]
数々の国際コンクール入賞に加え、1978年のチャイコフスキー国際コンクールでは、フランス人ピアニストとして過去最高位となる第2位を獲得。レパートリーは多彩で幅広く、アメリカ、日本、ヨーロッパでの演奏会はいずれも絶賛を博す。近年では夫人である村田理夏子とピアノデュオを組み、本格的に活動を開始。2008年にメシアン生誕100年を記念したCDをリリース、続くCD『編曲の名手たち』は「レコード芸術」誌にて特選盤に、また「リストそして悪魔」は準特選盤に選出される。現在、ベルリン芸術大学教授、英国王立音楽院客員教授、桐朋学園大学特任教授、Music Alp夏期国際音楽アカデミーの芸術監督を務める
村田理夏子[ムラタリカコ]
東京藝術大学卒業後、ドイツ政府給費留学生(DAAD)としてベルリン芸術大学に留学、パスカル・ドゥヴァイヨンに師事。以後Naf¨og財団、ローム、ミュージックファンデーション、ヒンデミット財団各奨学生として研鑽を積み、2000年、同大学を満場一致の最高点で首席にて卒業、ドイツ国家演奏家資格を取得。マリア・カナルス国際コンクール入賞、ポルト国際ピアノ・コンクール第3位など数々の成功をおさめ、演奏活動は多岐に及び、ベルリン・フィルハーモニーホールにおける公演は20回を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Sachi