正しいピアノ奏法―美しい音と優れたテクニックをつくる 脳・骨格・筋肉の科学的研究による革新的メソッド

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  • サイズ A5判/ページ数 129p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784276143357
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C1073

内容説明

同じ時期に、同じように、同じ先生についてピアノを習い始め、練習も同じようにしているのに、ある子はどんどん進歩する、他の子は一向にうまくならない…、みなさんはそんな例をいくつかご存知のことでしょう。これまでそれは、どうにも変えようのない「生まれつき」の問題と考えられてきました。しかし著者の開発した「御木本メソッド」で、それぞれの肉体的条件にふさわしい訓練を行えば、「生まれつき」の限界はかなりの程度まで乗り越えられるのです。

目次

1 悪い癖を直す
2 筋肉のトレーニング法
3 整形外科医が見たピアニストの手
4 各指の独立のためのトレーニング
5 トレーニングボードを使った指の機能開発
6 脳の発達を考えた指の指導

著者等紹介

御木本澄子[ミキモトスミコ]
5歳よりピアノを習いはじめ、10歳の時、ラジオ放送(JOAK)にてモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏。18歳の時、中国で上海フィルハーモニー交響楽団の定期公演にソリストとして出演、ショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏。結婚後も室内楽の演奏会などに出演。1965年頃、フィンガー・トレーニングの研究をはじめ、多くのピアニストの手の構造を調べる。その頃より生徒を教えはじめる。1972年、アメリカの音楽雑誌『Clavier』に研究レポート“A New idea in Finger Training”を発表。1983年5月から1987年1月まで“フィンガービルの勧め”を『レッスンの友』に連載。その後、トレーニングボードを開発して特許を取得。1995年に国立音楽大学70周年記念行事としてトレーニングについての4回連続講義を行った。現在、株式会社ミキモト取締役、株式会社御木本製薬顧問、御木本真珠島顧問、財団法人ラスキン文庫常務理事
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ake7🍀 積読本まだまだ消化中

10
5ヶ月続けてみた感想。当初はモチベーション維持に神経を割いた。きくち体操や筋トレ同様、関連する筋肉に意識を向ける事がより大切と気づいてからずっと楽に。寧ろそこに重点を置かなければ意味がないだろう。そうでなければ神経にくる。恩師らを始め数名の知人が、著者から直接指導を受けつつ脱落したというのも頷ける。/歌い込みたい曲に集中するため2週間程空けて再開、やはり指はよく回る。しかし目的は脳と筋肉のコンビネーションであるし、回りすぎても歌い方が難しくなる(個人的感想)。以上を踏まえやり込みすぎず程良く続けてみたい。2024/03/15

ake7🍀 積読本まだまだ消化中

8
大師匠にあたる先生の本、通しで読んだのは今回が初。ピアニストの体の構造、筋肉や脳の指令の部分に着目、研究したのは、私の知る限り恐らく日本人では初なのでは。幼い頃はリトミックや、ピアノに使う筋肉を自然に使う遊び等がよい。強い音で速く弾く曲は、不必要な部分を全部固めて押す等の悪い癖がつきやすい為、関節がしっかりしてから。脳の性質、指、手、腕の構造は千差万別、よく使う筋肉とそうでないものも人によって違う。毎日30分〜1時間で効果的にトレーニング。一番大切なのは耳。現在は多種出版されている類書と比較研究してみたい2023/10/07

こぶた

6
★★★ 図書館で目にとまり、借りてみた。棒秤を使ったり、もう執念といってもいいくらいの丁寧さで筋肉を解析している。すごく丁寧で誠意を感じるし、おそらく正確なのだろうが、今一つ説明や絵がわかりにくくて残念。作者に自分の悪い癖を直接解析してほしい。でも気がついたことだけでもやって、指が広がったらいいなと思っている。2023/05/14

aoi

3
解剖学の勉強の一環で読んだ。 ピアノを弾くために、筋肉をどう使いうのが適切か。筋肉や腱がどういう状態であるべきで、そのために何をすればいいかが記述してある。2014/08/19

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