内容説明
同じ時期に、同じように、同じ先生についてピアノを習い始め、練習も同じようにしているのに、ある子はどんどん進歩する、他の子は一向にうまくならない…、みなさんはそんな例をいくつかご存知のことでしょう。これまでそれは、どうにも変えようのない「生まれつき」の問題と考えられてきました。しかし著者の開発した「御木本メソッド」で、それぞれの肉体的条件にふさわしい訓練を行えば、「生まれつき」の限界はかなりの程度まで乗り越えられるのです。
目次
1 悪い癖を直す
2 筋肉のトレーニング法
3 整形外科医が見たピアニストの手
4 各指の独立のためのトレーニング
5 トレーニングボードを使った指の機能開発
6 脳の発達を考えた指の指導
著者等紹介
御木本澄子[ミキモトスミコ]
5歳よりピアノを習いはじめ、10歳の時、ラジオ放送(JOAK)にてモーツァルトのピアノ協奏曲を演奏。18歳の時、中国で上海フィルハーモニー交響楽団の定期公演にソリストとして出演、ショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏。結婚後も室内楽の演奏会などに出演。1965年頃、フィンガー・トレーニングの研究をはじめ、多くのピアニストの手の構造を調べる。その頃より生徒を教えはじめる。1972年、アメリカの音楽雑誌『Clavier』に研究レポート“A New idea in Finger Training”を発表。1983年5月から1987年1月まで“フィンガービルの勧め”を『レッスンの友』に連載。その後、トレーニングボードを開発して特許を取得。1995年に国立音楽大学70周年記念行事としてトレーニングについての4回連続講義を行った。現在、株式会社ミキモト取締役、株式会社御木本製薬顧問、御木本真珠島顧問、財団法人ラスキン文庫常務理事
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感想・レビュー
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ake7🍀 積読本まだまだ消化中
ake7🍀 積読本まだまだ消化中
こぶた
aoi