内容説明
普通のサラリーマン・山崎俊夫は小川久子と知り合い、予期せぬ悲劇に見舞われる。「お金が必要なの」―この要求に応じたことが不幸の始まりだった。詐欺、裁判、殺人事件、そして俊夫自身の負傷。―事件の連鎖はどこまで続く?「私がやりました」俊夫の携帯電話に入っていた久子の声。事件の終末を告げる声だった。自分の中に潜む“善”と“悪”の中でもがき苦しみ、外側の“悪”とも闘ってきた俊夫は果たして心のバランスを取り戻せるのか。
著者等紹介
佐久間徹[サクマトオル]
1959年2月生まれ。神奈川県川崎市在住
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