内容説明
思い出から作品分析までフォーレへの深い敬愛がにじみ出たマルグリット・ロンの文章は、フォーレの音楽の魅力を生き生きと伝える。
目次
第1章 出会い
第2章 友情の証
第3章 フォーレとその人生
第4章 『バラード』をめぐる思い出
第5章 ある任命の物語―パリ音楽院教授になるまで
第6章 フォーレの作品による最初のリサイタル―1909年
第7章 フォーレの友人たち―アルベニスその他
第8章 魔法の輪―作品の統一性
第9章 フォーレのインスピレーションの源泉
第10章 ピアノを取り巻いて―室内楽曲
第11章 楽園にて
著者等紹介
ロン,マルグリット[ロン,マルグリット][Long,Marguerite]
1874‐1966。フランスの名ピアニスト。フランス南部のニームに生まれ、ニーム音楽院に学んだ後、パリ音楽院でアントナン・マルンモンテルに師事、1906年からパリ音楽院で教え、1920年からはルイ・ディエメルの後任としてピアノ科教授をつとめた。フォーレ、ラヴェル、ドビュッシーらと親交があり、同時代のフランス作品を国内外に広めることに尽力した。フォーレの『バラード』やラヴェルの『ピアノ協奏曲ト長調』をはじめ、ロンが初演した作品は数多い。1943年にはヴァイオリニストのジャック・ティボーとともに、ロン=ティボー国際コンクールを創設し、優秀な演奏家を世に送りだした。弟子に、サンソン・フランソワ、ジャン・ドワイヤン、ジャック・フェヴリエなどがいる
遠山菜穂美[トオヤマナオミ]
東京都生まれ。東京芸術大学卒業、同大学院修了。同大学助手を経て、現在、平成音楽大学専任講師、東邦音楽大学講師。その間に、NHK‐FM音楽番組のレギュラー解説者などをつとめる。専門分野は19~20世紀のフランス音楽
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