内容説明
印象批評を廃し、「第9」全4楽章の楽曲構造を徹底的に探究した、楽曲分析の金字塔。具体的な演奏の手引きと、当時の代表的な文献への批判も充実。研究者はもちろん、アマ・プロ問わず、これから「第9」を演奏しよう、聴いてみようとするすべての人にとって必携の書。
著者等紹介
西田紘子[ニシダヒロコ]
千葉県生まれ。ロータリー財団奨学金を得て2005年より2年間、ウィーン国立音楽大学博士課程でシェンカー理論・分析コースに参加し、音楽理論・美学を学ぶ。2009年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)。現在、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校で音楽史・ソルフェージュなどを教える
沼口隆[ヌマグチタカシ]
東京都生まれ。国立音楽大学専任講師。東京藝術大学、同大学院修士課程を経て、博士後期課程を単位取得退学。ドルトムント大学博士課程修了。博士(音楽学)。2002~06年、ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生。2007年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。