知識創造企業(新装版)

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知識創造企業(新装版)

  • ISBN:9784492522325

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内容説明

1995年に英語で発表されたKnowledge-Creating Company(邦題『知識創造企業』)は、経営学の分野に知識というコンセプトを持ち込み、日本企業のイノベーションのメカニズムを解明した一冊である。同書は世界10カ国語以上で翻訳され、ナレッジマネジメントブームを巻き起こすなど、世界のビジネスの現場にも多大な影響を及ぼした。個々人の暗黙知から組織の形式知へと変換し、イノベーションに高めていくプロセスは、「知識創造理論」「SECIモデル」として、世界の経営学でもよく知られている。四半世紀を経て、このたび読みやすくなって再登場。

目次

新装版の刊行にあたって
序文
謝辞
第1章 序論──組織における知識
第2章 知識と経営
第3章 組織的知識創造の理論
第4章 知識創造の実例
第5章 知識創造のためのマネジメントプロセス
第6章 新しい組織構造
第7章 グローバルな組織的知識創造
第8章 実践的提言と理論的発見
日本語版へのあとがき
参考文献
用語一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shin_ash

6
後輩が研修で紹介されたとかでお勧めしてきたので、話を合わせるために読んでみた。原著は95年に英語版96年に日本語版が出て最近出た新装版は中身は変わらない様だ。したがって90年代までの日本企業を参考に90年代の時代背景で書かれている事を念頭に読んでみた。内容的には80年代の日本企業の成功例を知識の創出の観点で論じたもので、当時に成功を理解する上ではわかりやすく優れている。一方、経営学として戦略を語るが、戦略と戦術を混同してるところがあり理解し難い所もある。またシャープなどを絶賛してるが今日の結果を見るとその2023/03/25

S

4
集合知>個人知 もとは個人が創り出す知からはじまるので、いかにミドルマネージャーが中間“経営”管理職として組織化していくかが大切 日本が強い国になれますようにと願いをこめて 2023/01/26

おっち

3
ナレッジマネジメントの責任者を任され、急ぎ読了。バブル期の日本の製造業がいかに部門間を超えた専門家の知恵を統合してイノベーションに結びつけたのかよく分かった。が、ITが発達して知識や知恵の共有が容易になった現代において、この統合活動に組織構成員がどう参加してもらうか。そこの突破口をまだまだ探さないとなぁ2022/06/09

nishi

3
知識変換の4つのモードが有名かと思っていたが、その背後にある「二項対立の超越、シンセンス」や「組織的知的創造を促進する要件」などもとても勉強になった。理論と整合が取れているような実例も多く理解しやすいし、知識創造という面においては言うまでもなく納得感が高い。一方で、出てきた企業のその後を考えると、知識創造だけでは何ともならないこともあるんだなと思った。2021/02/23

mkt

3
共同化→表出化→連結化→内面化/暗黙知と形式知の相互作用は個人ベースで行われ、組織によって行われない/組織的知識創造プロセスの核心はグループレベルで起こるが、組織はされに必要な条件を提供する/組織的知識創造は非線形的な相互作用プロセス/トップダウンマネジメント、ボトムアップマネジメントよりミドルアップマネジメント/ハイパーテキスト型組織は階層的ビューロークラシーの効率とタスクフォースの柔軟性の両方を追求する/日本的な方法と欧米的な方法の長所を統合する/ 20210126読了 435P 50分2021/01/26

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