内容説明
弦楽器との付き合い方は、「人」と同じです。全ての楽器には長所と短所があり、その長所を伸ばすのも、短所を和らげてあげるのも本人次第です(「はじめに」)。ドイツ・ヴァイオリン製作マイスターの資格を持つ著者が、弦楽器に関する素朴な疑問から具体的なメンテナンスまでをQ&A形式で分かりやすく説明する。
目次
第1章 弦楽器にまつわるウソ・ホント
第2章 弦楽器の材料と役割
第3章 弓の知識あれこれ
第4章 弦楽器をとりまく部品の知識
第5章 楽器のメンテナンス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆーかり
19
先日ヴァイオリンを製作したので興味をひかれて。ヴァイオリン製作マイスターの著者が弦楽器に関する間違った情報や非科学的な情報がまかり通っている事への抵抗として書いたQ&A集。構造やしくみ、時代による価値観の違い、量産楽器と手工芸楽器の違い等々詳しく書かれていてまるで教科書を読んでいるかのよう。なんとなくやっていた事がそれで良かったのだと分かった事もあり。弓についても、私は角弓を使っているのだけれど、てっきりデザイン的なものかと思っていたら、丸弓と角弓にもちゃんと理由があったのでした。色々勉強になりました。2017/08/14
たかしくん。
4
この本は、一時期本当にはまりました。痒いところに手が届く、弦楽器の「トリセツ」です。2012/12/16
Monsieur M.
3
いろいろ勉強になった!「2」もあるようなので、そちらも読んでみたい。いつか著者の工房も訪ねてみたいなあ。2017/08/23
もよ
1
かなり網羅的です。ここまでの書籍は日本には他に無い様に思います。2012/09/22
驟
0
独学でやっている者にとって、非常にためになる知識が多かった。何百年は無理かもしれないが、なるべく大事に付き合いたい。2011/09/08
-
- 和書
- 死の島 文春文庫