出版社内容情報
「健康寿命をのばそう!」
高齢化率29%の現代、音楽療法の視点を生かした活動はいっそう求められている。
そんな超高齢社会において、本書は高齢者の「ウェルビーイング」な生き方に貢献。
高齢者のための音楽療法の先駆者、貫行子監修による本書は、高齢者を対象にした音楽療法の実践法・ケーススタディを紹介する章や、音楽療法の定義や理論など、音楽療法一般についての章から成る。
なかでも、2020年代の研究を紹介する「最新の音楽療法の研究」(第6章)、”人生の最終段階を生きる人”のための「エンドオブライフ・ケアにおける音楽療法」(第8章)、そして、リモートによる音楽療法の実践例を含む第7章には、最新の情報が満載で、今後のトレンドになる内容がつめこまれている。
次世代の音楽療法士養成のためのテキストであるばかりでなく、医療関係者、高齢者がいらっしゃるご家庭でも、必要な章ごとに読めるお役立ち本。
目次
第1章 音楽療法とは何か
第2章 音楽療法の治療理論
第3章 脳機能と音楽
第4章 高齢者のフレイルと精神医学
第5章 高齢者音楽療法
第6章 最新の音楽療法の研究
第7章 高齢者の音楽療法の目的と効果―最近の研究から
第8章 エンドオブライフ・ケアにおける音楽療法
第9章 音楽療法の研究方法
第10章 音楽療法究極の目標はヒトのWell‐being
著者等紹介
貫行子[ヌキミチコ]
東京藝術大学音楽学部楽理科卒。同大芸術心理学研究室助手ののち筑波大学理療科、金沢大学教育学部、日本大学芸術学部ほか講師をへて、上野学園大学元客員教授。日本音楽心理学音楽療法懇話会会長、日本音楽療法学会評議員、同学会認定音楽療法士。調布市高齢者施設で27年間音楽療法を実践
田部井賢一[タベイケンイチ]
博士(医学)。日本学術振興会特別研究員DC1、三重大学大学院医学系研究科認知症医療学講座助教などをへて、現在、東京都立産業技術大学院大学准教授。高齢者・認知症患者の残存機能に着目したオーダメイド型非薬物療法の開発に従事
北脇歩[キタワキアユム]
同志社女子大学学芸学部音楽学科准教授。Master of Music in Music Therapy(Michigan State University)。米国にてホスピス緩和ケア音楽療法士/音楽療法インターンシップスーパーバイザーとして従事。一般社団法人日本音楽療法学会常任理事、米国認定音楽療法士(MT‐BC)、日本音楽療法学会認定音楽療法士
阿部真貴子[アベマキコ]
国立精神・神経医療研究センターリサーチフェロー。認知症に対する音楽療法を行うとともに、認知神経科学の研究に携わる。日本音楽療法学会認定音楽療法士、博士(医学)
押山千秋[オシヤマチアキ]
大阪大学連合小児発達学研究科認知行動脳科学講座後期博士課程修了。現在、暗黙知および予防的心理支援の研究を行っている。小児発達学博士、日本音楽療法学会認定音楽療法士、公認心理師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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