出版社内容情報
キリスト教と音楽との切っても切れない関係を、さまざまなトピックごとに、肩のこらない読み物としてまとめた書。キリスト教や聖書についての基礎知識も解説しているため、教会などに行ったことがなくても、あるいは聖書を読んだことがなくても、やさしく読める。また、カトリック、プロテスタント諸派、ロシア正教までを視野にいれており、宗派によって音楽がどのように変わってくるのかなど、他ではえられない知識もちりばめられている。
金澤 正剛[カナザワ マサタカ]
著・文・その他
内容説明
“アヴェ・マリア”を歌うのはカトリックだけ?!教会や聖書についての基礎知識から、意外な裏ばなしまで、やさしく解説。音楽史の見方が変わります。
目次
第1章 キリスト教の礼拝と音楽
第2章 教会暦のはなし
第3章 礼拝の式次第について
第4章 教会とオルガン
第5章 クリスマスの音楽
第6章 救世主の受難をめぐって
第7章 復活祭をめぐって
第8章 レクイエムについて
第9章 聖母マリアへの賛美
第10章 オラトリオの起源と歴史
著者等紹介
金澤正剛[カナザワマサカタ]
1934年東京生まれ。1966年ハーヴァード大学大学院博士課程修了(音楽学)。同大学イタリア・ルネサンス研究所の研究員、アンティオーク大学およびアールハム大学の客員教授などを勤めたのち、1982年に国際基督教大学教授に就任、同大学宗教音楽センター長を兼ね、2004年より名誉教授。著書『モンテ・カシノ音楽手写本第871号』(イザベル・ポープと共著、英文)で1980年度ASCAP賞を、『古楽のすすめ』(音楽之友社)で第11回(1998年度)ミュージック・ペンクラブ大賞を受賞。現在、日本音楽学会会長。ルネサンス音楽史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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