出版社内容情報
アジア太平洋戦争後の米国の核エネルギー政策、軍事を軸に平和利用をとりこみ、両者を核同盟関係として構成する核エネルギー政策とそれに同調してきた日本政府の政策のなかで、生きてきた人びとの生活と思想の営みの記録である。
早川紀代[ハヤカワノリヨ]
総合女性史学会前代表
江刺昭子[エサシアキコ]
史の会代表
内容説明
人間が創り出した核エネルギーは核爆弾も爆発した原発も、人間の生活を根底から破壊する。原爆と原発に向きあってきた人びとの歴史。
目次
第1部(広島市立高等女学校原爆慰霊碑の表象をめぐって;第五福竜丸のビキニ被災と母親大会・久保山すず;被ばくと男性―ビキニ被爆者・大石又七の軌跡;非核の世界をめざして―草の実会斎藤鶴子の軌跡;原水爆禁止運動から反原発へ―高度経済成長期の「主婦連合会」の動きにみる)
第2部(いのちとくらしとふるさとを守る―鳥取県青谷・気高原発阻止運動を担った地域婦人会;いのちの未来に原発はいらない―能登半島の反原発(志賀・珠洲)運動と女性
自分たちの町のことは自分たちが決める―巻原発反対運動と女性)
第3部(原発をめぐる最近の動向―新聞報道による)
著者等紹介
早川紀代[ハヤカワノリヨ]
早稲田大学、明治大学など元非常勤講師。総合女性史学会前代表。日本近現代・東アジア比較女性史
江刺昭子[エサシアキコ]
史の会代表。日本近現代女性史、ノンフィクション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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