大地の乱 成田闘争―三里塚反対同盟事務局長の30年

大地の乱 成田闘争―三里塚反対同盟事務局長の30年

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784275016294
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0036

内容説明

空港反対闘争30年、15代の政権と渡りあう民衆の心とは。現代日本の民主主義を照射する「戦後最大の失敗」成田空港問題。

目次

第1章 一九六六~一九七一年 燃え上がる闘い
第2章 一九七二~一九七六年 弾圧、苦悩をこえて
第3章 一九七七~一九八一年 開港決戦と「話し合い」
第4章 一九八二~一九八六年 反対同盟三・八分裂
第5章 一九八七~一九九一年 二期着工、力の攻防
第6章 一九九二~一九九六年 シンポ・円卓会議の破産
終章 勝利の手応え

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズキパル

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俗に「北原派」と呼ばれる反対同盟最強硬派として運動の先頭に立ち続けた北原鉱治氏による成田闘争史。老人・婦人・少年を巻き込み、左翼学生・労働者が同盟と連帯した運動の高揚期の事情も興味深くはあったが、空港の開港とそれに続く戸村一作委員長の死去を経た後の運動の退潮期の苦悩が印象に残る。農民への懐柔策や政府主導の対話のテーブルを前に運動から手を引く”裏切者”への筆者の恨み言や、用地収用事業認定の失効をもって闘争を同盟の「勝利」と総括する姿勢には、ある種の痛々しさすら感じた。他の立場から書かれた本も読んでみたい。2017/01/18

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