目次
1 天皇制とは何か―現在の視野から(国家権力と天皇制―安丸良夫氏との対談に向けて;天皇制問題の展望―制度悪との闘いと地域での共助自立の運動を;日本近代化の装置としての天皇制)
2 象徴天皇制の発見―一九七〇年代の視野から(戦後過程におけるアジア体験の開示にむけて;嬰児殺しとは何か;天皇制の今日的存在構造批判;現代市民社会と象徴天皇制;戦後天皇制の対他的構造;戦争責任と天皇制―竹内好の天皇制論)
3 天皇制の概観―一九八三年の視野から(暮らしの中の天皇の影―なぜこれほど身近なのか;歴史の流れに沿って;天皇制をめぐる諸問題)
4 昭和→平成「代替わり」の時代の視野から(現代日本の政治権力と天皇の機能;歴史の中の天皇制―「万邦無比」の意味するもの;天皇・天皇制論の諸相;戦前天皇制と戦後天皇制の断絶と継承)
著者等紹介
菅孝行[カンタカユキ]
1939年、東京生まれ、評論家。河合塾非常勤講師、2014年から梅光学院大学文学部特任教授。62年、東京大学文学部卒業、東映に入社、演出助手となる。67年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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