内容説明
中央政治の激動と政策の大転換を末端の農村ではどのように受けとめたのか、農民たちはこれにどう対応したのだろうか。日中戦争時期の調査記録が存在する村の70年間に亘る長期的変容過程を追跡する。
目次
第1部 民国期の臨汾地域社会(臨汾現地調査(1940年)と高河店
臨汾における政治勢力とその統治 ほか)
第2部 中国共産党と農村変革(土地改革・大衆運動と村指導層の変遷―外来移民の役割に着目して;四清運動と農村社会権力関係の再編 ほか)
第3部 農村社会・経済の変容(高河店社区における家族結合の歴史的変遷―茹氏を中心として;コミュニティの人的環流―近郊農村の分析)
第4部 農村生活の変遷(華北農村の医者と医療;高河店における嫁入り道具の変遷 ほか)
著者等紹介
三谷孝[ミタニタカシ]
1945~2011。一橋大学名誉教授。専門は中国現代史、中国農村社会史、秘密結社史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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