内容説明
戦後日本における地域生活圏の「共同」の論理とその変容を扱う。
目次
「共同」の困難とそれがはらむ「問い」
戦前農村における「共同」とその論理
戦前都市における「共同」とその論理
生活の「個別化」と「共同の外部化」
地域生活圏における「共同」とその衰退
都市問題・住民運動と「共同」―住民運動の意義と限界
コミュニティ施策の展開と「共同」の「地域再内部化」
「まちづくり」と「共同」
地域生活圏への「共同の再内部化」とボランタリー・アソシエーション
「福祉国家」の終焉と「共同」の体系
「社会部門」への期待と協働型社会への構想―コミュニティ・ガバナンスへの道筋
地域生活圏自治へのゆくえ―「共同」の「地域再内部下」と「地域ボランタリズム」
著者等紹介
高橋英博[タカハシヒデヒロ]
1952年宮城県に生まれる。1984年東北大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。1988年兵庫教育大学学校教育学部専任講師。1991年同助教授。1994年宮城学院女子大学学芸学部教授(現在にいたる)。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。