内容説明
近代開拓村において、「入植者」の帰属意識はどのように変遷していったのか。心の拠り所であった神社はその媒体となったのか。本書において、近代開拓村における近代国家形成期の終焉を神社の創立由縁の類型化から位置づけ、その変遷を明らかにする。
目次
序章 本書の意義
第1章 従来の研究の動向
第2章 会津藩士と神社
第3章 旧会津藩士と神社
第4章 札幌地域における士族屯田と神社
第5章 根室地域における士族屯田と神社
第6章 石狩川流域における士族屯田と平民屯田の神社
第7章 北見・上湧別地域における平民屯田と神社
終章 本書の結論
著者等紹介
遠藤由紀子[エンドウユキコ]
1979年福島県郡山市生まれ。2007年昭和女子大学大学院生活機構研究科生活機構学専攻修了。博士(学術)。専攻、歴史地理学・日本近代史。現在、昭和女子大学人間文化学部歴史文化学科非常勤講師。女性文化研究所特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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