内容説明
本書は、ベーベルの女性論を、没後九〇年を経て、再考するものである。
目次
アウグスト・ベーベル小伝 妻と娘と女性解放論と
ベーベル『演説著作選集』と女性論
翻訳による英米・日本・中国へのベーベル女性論の伝達の過程
アウグスト・ベーベルの『女性と社会主義』の形成(「序説」に注目して;利用統計の変遷ジェンダー統計に注目して)
ベーベルの『女性と社会主義』にみる人口問題のとりあげかた
市民的女性運動とベーベルの関わり―二一世紀の視点から読み解く
昭和女子大学「女性文庫」におけるベーベル『婦人論』収集の実際と経過