出版社内容情報
新電気の人気連載コラム「元素の旅」を加筆・修正。偏ることなく元素の知識を得られることが特長。ニホニウム、誕生。
欧米露が独占してきた命名の歴史に、初めて、日本のストーリーがつづられる。
写真やグラフィックをふんだんに用いたり、研究者目線でアカデミックに解説したり、数ある元素系書籍のなかで、本書は「元素が発見された経緯と後日談」にクローズアップし、最終的には産業利用に言及する内容となっています。
新電気の人気連載コラム「元素の旅」を加筆・修正した理系サブカル本で、メジャーな元素はもちろん、マイナーな元素についても同じページ数を割いて解説し、偏ることなく元素の知識を得られることが特筆点です。
まえがき
周期表の基本解説
元素の紹介(原子番号1「水素H」?118「オガネソンOg」まで全118個)
あとがき
森 弘之[モリ ヒロユキ]
内容説明
ニホニウム、誕生!欧米露が独占してきた命名の歴史に、初めて、日本のストーリーがつづられる。
目次
メンデレーエフのおくりもの「周期表」
水素H
ヘリウムHe
リチウムLi
ベリリウムBe
ホウ素B
炭素C
窒素N
酸素O
フッ素F〔ほか〕
著者等紹介
森弘之[モリヒロユキ]
首都大学東京理工学研究科物理学専攻教授理学博士。慶應義塾大学大学院を卒業後、広島大学、東京都立科学技術大学を経て、現職。研究テーマは物性物理学(理論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スプリント
3
元素ひとつひとつに見開き1ページで簡単な説明と、エピソードが掲載されています。発見されていなかった元素を含め周期表を作成したメンデレーエフの功績の偉大さに驚かされます。 自然界で存在しない(存在条件が極めて厳しい)元素まで予測できるのが文系脳では考えつかないです。2017/01/28
kuriko
2
まさに紀行。それぞれの原素を取り巻く風景が見えてくる。難しそうな記号の集まりだと思ってたのに。うんうん。(←これが11をあらわすってこともヘェ〜でした。ココでは違う意味ですけどね。笑)2017/03/09
tall_hemlock
0
まさに紀行。元素について詳しく知りたい場合はお勧めしないけど、とりあえず各元素のエピソードを知って頭に入れたい場合には向いている。全ての元素を2ページずつというストイックさも素敵。2017/04/10
くまこ
0
元素の話は何度読んでも面白い。特に名前のエピソード。2017/02/07
ミスターマニー
0
産業利用、実用例が記載されて、どの元素にも興味が沸いてきた。