出版社内容情報
電気主任技術者として、50年以上、電気設備の保守管理に携わる著者が培った現場即応ノウハウを余すところなく紹介しています。
電気設備の保守管理では、さまざまな難易度のトラブルに直面します。対応する主任技術者は、電気設備の知識はもちろん、あらゆる事故への対処法をマスターしていなければなりません。これを可能にするのが、現場で培ったトラブルへの経験値です。
本書は、新電気の人気連載企画「私の現場記録」を加筆・修正し、トラブルの発生源=電気設備ごとにまとめた保守管理のハウツー本です。原因究明から対処法、再発防止策まで、トラブルレスキューのプロセスを詳細に解説していきます。
目次
第1章 受変電設備で発生したトラブル(電源設備の環境と保全;配電盤試験用端子の異常音 ほか)
第2章 配線関係で発生したトラブル(B種共用接地線の電圧上昇の影響;B種接地線に現れた電圧 ほか)
第3章 電動機で発生したトラブル(防げなかったインバータのトラブル;インバータで運転する電動機の絶縁破壊 ほか)
第4章 制御回路、機器で発生したトラブル(原因不明のノイズ対策;センサ交換で幹線遮断器トリップ ほか)
著者等紹介
森下正志[モリシタマサシ]
1940年、岡山県生まれ。1959年に大建工業(株)に入社、岡山工場、高萩工場、名古屋工場の主任技術者を歴任する。1994年8月からダイケン・サラワクマレーシア工場に主任技術者として着任。2000年に同社を退社し、森下技術士事務所を設立。主な取得資格は第一種電気主任技術者(1972年)、電気管理士(1980年、現在のエネルギー管理士電気分野)、技術士・電気電子部門(1984年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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