内容説明
ハイビジョンシステムや関連機器の研究経緯とともに、ハイビジョン家庭用PDPの研究開発について、主にNHK技研の取組みを中心にまとめ、さらに最近NHK技研で取り組んでいる将来の大画面・超高精細スーパーハイビジョンシステムやそのディスプレイの開発状況などについてわかりやすく紹介。
目次
第1章 テレビの原理や規格はどうなっているか
第2章 ハイビジョンの目的と開発の歴史
第3章 ハイビジョンPDPの芽が出るまで15年近くかかった
第4章 PDPの生き残りをかけ大画面化・実用化へ
第5章 デジタルハイビジョン時代に向けPDPは進歩する
第6章 夢のスーパーハイビジョンに向けたPDPの挑戦
著者等紹介
村上宏[ムラカミヒロシ]
1967年大阪大学工学部通信工学科卒業。同年NHK入局。1971年よりNHK放送技術研究所にてPDPの研究・開発に従事。主任研究員、映像デバイス研究部長を経て1998年より1年間、ハイビジョン用PDP共同開発協議会事務局長。その後NHK放送技術研究所研究主幹を経て、2001年より大日本印刷(株)研究開発センター勤務、現在にいたる。映情メディア学会業績賞、信学会業績賞ほか。SIDフェロー。映像情報メディア学校フェロー。工学博士
村上由紀夫[ムラカミユキオ]
1974年NHK入局。徳島放送局、高松放送局にて番組制作技術、番組送出技術、および送信技術を担当。1983年徳島大学工学部電気工学科卒業。1989年より放送技術研究所にて主にコンピュータシミュレーションなど放電メカニズムの解明、超高精細PDPの研究・開発に従事、現在にいたる。この間、ハイビジョン用PDP開発協議会に参加。材料・デバイス主任研究員、超高精細表示デバイス・材料研究リーダー。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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