内容説明
「ジエミノイドF」「ジェミノイドHI‐1」「CB2」、アンドロイドはこうやってできている。人間にそっくりのロボット、アンドロイドの製作過程を初めて公開。その構造や、製作の様子を、未公開の写真を中心に紹介。
目次
1 アンドロイド開発の歴史(古代から現代までのアンドロイド;子供アンドロイドから成人アンドロイトへ)
2 女性型アンドロイド「ジェミノイドF」(人体計測;型どり ほか)
3 男性型アンドロイド「ジェミノイドHI‐1」(人体計測;型どり ほか)
4 子供型全身アンドロイドへの挑戦(子供型全身アンドロイド「CB2」;子供型全身アンドロイドの皮膚を剥がす ほか)
5 人体模倣型ロボットへの挑戦(人体模倣型腕ロボットの概要;人体模倣型腕ロボットの構造)
著者等紹介
石黒浩[イシグロヒロシ]
大阪大学基礎工学研究科教授・ATR石黒浩特別研究室室長。1991年大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。その後、山梨大学、大阪大学、京都大学、カリフォルニア大学、京都大学、和歌山大学、大阪大学工学研究科を経て、2009年より現職。2011年よりATR石黒浩特別研究室室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
39
恐竜ロボットの先駆者・ココロ協力のもと、アンドロイドを造る。フルカラーだったらなあ…と思いながら、質感や「生死の定義」に魅了された。著者はきっと工学的な部分をもっと説明することができるだろうし、そういう本もきっと存在しているだろうと思う。けれども「アンドロイド」の可能性を何も知らない一般人を驚かせるには、こういう本が的確だと思う。私たちが彼らアンドロイドと肩を並べる日をまざまざと感じる。それはアイドルとかではなく、ともに労働する仲間…身近な存在になる気がする。2022/09/22
とんび
1
写真が多くて読みやすい。逆に字が少ないので、内容的には作ったアンドロイドの紹介止まり。 意外に具体的な制作方法を紹介していて、読者に「作ってみませんか」と語ってるようにも思えた。 細かいけれども重要なこと、意外と気にされない部分、アンドロイドを作っていると、人間がどこで人間を認識しているかという哲学っぽい部分がつまびらかになってくるのが面白い。2015/10/20
beetech
1
もっと詳しく知りたいと思った。物足りないぞ。2011/08/26
K・ITO
0
写真・図版が多くて解りやすい。入門書というより啓蒙書?やっぱり「人間に似せよう」とすると哲学になっちゃうのかぁ…2011/10/16
大豆
0
技術的なことはまったくわからないが、見ていて面白かった。自分の皮膚も、剥がしたら下には機械が埋め込まれてるかも…。2015/11/01
-
- 電子書籍
- 不妊男子【単話】(4) ビッグコミックス