出版社内容情報
【セールスポイント】
パターン認識についてすぐに役立ち正しい知識が得られる。
【発刊の目的と内容】
本書は、パターン認識をこれから学ぶ初心者にもわかりやすく解説した入門書である。網羅的・体系的に解説するのではなく、実際にパターン認識を使う立場に立ってすぐ必要な知識から入り最短で本質が学べるよう、統計的パターン認識につ的を絞り解説した。随所にcoffee break欄を設け、著者の経験から得られた知見やノウハウがもりこめられている。
【購読対象者】
◎画像・コンピュータ・通信・電子関連技術者
◎情報工学・電気電子工学関連学部学生・大学院生
内容説明
認識と学習の基本的な考え方をわかりやすく解説。
目次
第1章 パターン認識とは
第2章 学習と識別関数
第3章 誤差評価に基づく学習
第4章 識別部の設計
第5章 特徴の評価とベイズ誤り確率
第6章 特徴空間の変換
第7章 部分空間法
第8章 学習アルゴリズムの一般化
第9章 学習アルゴリズムとベイズ決定則
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Chicken Book
5
私たちが何気なく使っている手書き入力や音声の認識機能ってのは、実はものすごく複雑で難しくて、そういった技術は多くの頭脳の蓄積によって出来上がっているんだということを文系殺しの数式や証明によって教えてくれた。数学のところは飛ばし読みしたので覚えてるのは「みにくいアヒルの子定理」と「毒りんごに当たらない方法」のコラム。2021/02/06
T2C_
3
読みやすく、パターン認識について網羅的に書かれているのではなかろうか。なぜNNも含めた識別器が有効なのかをやっと掴めた。とりあえず一周ザッと読んだので、次はゆっくり自分に落とし込むように読み、更なる理解に繋げる次第。例題があれば最高の教科書となっていた印象を受けたのは恐らく自分だけではないはず。2015/02/25
oyamadashokiti
3
パターン認識の本で一番わかりやすいと思う。 線形代数と統計をしっかり勉強してからもう一度読もうと思う。2014/05/13
data9824
3
前半は理解しつつ読み進められたが、後半は数式の理解がおぼつかなくなってきた。概念的に概要をつかめたのはよかったが、ちゃんと理解するためには、また出直してきます…2012/08/31
オザマチ
3
数式が大量にある本。パターン認識を学ぶ上で避けては通れませんが、ベイズなどの高度な数学の知識が必要なため、初学者には厳しいことも事実です。自信の無い方は、別の本で参考となる応用例やプログラムを見てからの方が良いと思います。2012/10/31