出版社内容情報
【セールスポイント】
香りの基礎と応用の現状が誰にでもわかる
【発刊の目的と内容】
人を楽しませ、和ませてくれる「香り」。この香りの応用が近年ますます広がり、従来と全く異なる応用展開が見られます。
本書は、専門分野以外の人たちが、香りの世界の概念をつかみ、常識を養うための入門書として利用していただくことを主目的にしています。つまり、香りの主な基礎知識を学び、最近の応用展開の実際面を知り、また、今後の動向などについて、高校生などにも理解できる内容水準でやさしく解説するものです。香り産業についても触れており、ビジネス面でも大いに役立つものと思われます。
【購読対象者】
①香りに関心を持ち、香りについての常識を身につけたい人々
②これから香りの分野へ進もうとしている人々
【詳細目次】
1章 香りの歴史
1-1 香料の歴史の始まり
1-2 アラビア世界の香料文化、薬学の発展
1-3 蒸留法の飛躍的な発展
1-4 18世紀以降のヨーロッパ--香りは宮廷の華となり、現在の香水へつながる
1-5 19世紀のヨーロッパ
2章 よいにおい 悪いにおい
2-1 においを表す言葉
2-2 具体的な物事で表現すると
2-3 人間はにおいをどう分類してきた
2-4 古代ギリシャ
2-5 近代西洋で
2-6 アムーアの立体化学説
2-7 日本で
2-8 心理学の立場から
2-9 心理学から見たにおいの質
2-10 信頼性について
2-11 においの快適さ
2-12 モンクリーフの古典的研究から
2-13 モンクリーフの法則
2-14 結論めいたこと
3章 香りの機能と心理・生理作用
3-1 自然界に見られる香りの効果
3-2 ヒトに対する心理・生理作用
3-3 代表的な研究
4章 香りをつくる
4-1 香りの素材とは
4-2 多くの成分から成り立っているにおい
4-3 純粋さと不純物
4-4 単品香料をさらに分類する
4-5 実験
4-6 化学構造による単品香料の分類--骨格
4-7 化学構造による単品香料の分類--部分
4-8 天然香料の製法
4-9 調合香料の組み立て方
4-10 香料の安全性
5章 香りの応用
5-1 普通の1日の中で
5-2 フレグランスとフレーバー
5-3 フレグランスの分類
5-4 香水とその仲間
5-5 その他の製品の香り
5-6 個人目的--基礎化学品
5-7 仕上げ化粧品
5-8 ボディ化粧品
5-9 シャンプー・リンス
5-10 ヘアケア製品
5-11 セッケン
5-12 浴用材
5-13 家庭美化用製品--衣料用洗剤
5-14 台所用洗剤
5-15 住居用洗剤
5-16 芳香剤
5-17 工業用香料
5-18 香りグッズ
5-19 食品香料
6章 香り産業の未来
6-1 時代背景と香り--マーケティング的視点より
6-2 香りビジネスの現状
6-3 香りビジネスの広がりと可能性
6-4 香りの特殊性--香りビジネスにおける要注意点/着眼点
6-5 香り産業の課題と今後の展望
目次
1章 香りの歴史
2章 良いにおい悪いにおい
3章 香りの機能と心理・生理作用
4章 香りをつくる
5章 香りの応用
6章 香り産業の未来