内容説明
人口に関連した社会問題を捉えることができる。出生率や婚姻率と女性の社会進出との関係など。
目次
第1部 人口分析(人口統計学の基礎;出生と結婚;死亡;生命表;人口再生産;安定人口)
第2部 人口推計(人口推計の基礎;出生率の推計;生命表の推計;その他の将来値;コーホート要因法の計算手順)
著者等紹介
和田光平[ワダコウヘイ]
中央大学経済学部教授。1969年宮城県仙台市生まれ。1991年中央大学商学部会計学科卒。1993年同大学経済学研究科経済学専攻(理論経済学)博士前期課程修了。1997年同大学経済学研究科経済学専攻(人口論)博士後期課程退学。1999年中央大学経済学部助教授。2006年中央大学経済学部教授(人口分析、経済数学などを担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おおにし
6
人口推移の推計を自分でもやってみたいと思い読んでみました。ここに載っているexcelファイルはオーム社のHPからダウンロードできます。しかし、最新のデータで推計をアップデートしようとして分かったことですが、必要な人口データを入手するのがなかなか難しいです。私の探し方が悪いのか、見せたくないデータ?なので探しにくくしているのか分かりませんがとにかくデータが揃いません。また、人口統計学のベースとなる人口学については別の入門書で学んでおく必要があると思います。2014/10/25
壱萬参仟縁
3
人口減少、少子高齢社会、日本を分析する際、不可欠の指標が人口である。ここから、経済の規模や幸せの質を規定していくケースが多いからである。厚労省のExcelデータも知っておきたいと思った(10頁~)。レキシス図は3つの観察を一枚の図で示せる(19頁)。馴染ある人口ピラミッド。本書をみると、『デフレの正体』の著書である藻谷浩介先生が示してくれた、市町村別人口推移の推計のことを想起する。Excelでデータを解析する本にはDVDやCDも付いている本もあるので、できれば付録にお願いして更に使いやすければ幸いである。2013/04/21