内容説明
第一線で働くがん専門医が患者さんと家族の方々に心から伝えたいこと。あなたの悩みはちょっとしたことで解決できます。がんと前向きに向きあい、がんを克服する方法。
目次
第1章 がんに関する事実を知り、がんを克服する(がんになるメカニズムを理解し、原因をとり除く;がんになっても必ず死ぬとは限らない ほか)
第2章 抗がん剤治療による副作用を乗り越える(抗がん剤治療を受ける目的;副作用に関する基本的な知識 ほか)
第3章 抗がん剤治療を受ける意味を家族とともに考える(抗がん剤治療を受ける意味とは;本人が納得したうえで治療を受ける ほか)
第4章 がん治療で直面するさまざまな問題を解決する(がんになったときは誰かに相談する;病院に行くストレスを楽しみに変える方法 ほか)
第5章 心を安定させることが治療を成功に導く(感謝をすることで心の不安をとる;「自分が求める感情」を意識して生きる力を得る ほか)
著者等紹介
加藤隆佑[カトウリュウスケ]
1977年生まれ。東北大学医学部卒業。小樽協会病院消化器内科主任医長。日本内科学会認定医、日本消化器病学会専門医、がん治療認定医、日本消化器内視鏡学会専門医。がんの治療に携わるかたわら、がんのカウンセリングも行う。専門は消化器がんの内視鏡治療と化学療法。消化器がん以外のがん全般のアドバイスも行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くりりんワイン漬け
6
内容は薬品の説明はほぼないといってよいほどです。正直患者として学習をするのであれば宇津木先生の本がよろしいと思います。さて結論としてやはり内科医の方なんだなと思います。外科医と内科医の差は患者に発する言葉の選び方だと思っていましたが。物書きをしてもやはりそれは現れるのでしょうか。患者としてくじける内容がほんの少しですがまだまだあります。まだまだ患者に触れていただき、患者に一番触れている看護師との話を積極的に聞き、勉強していただきたいですね。頑張ってください。2016/07/19
黒豆
2
癌治療中の人向け内容と思い読み始めたが主治医や家族の対応など一般的な事が多くあまり参考にならなかった。2015/07/08
抹茶ようかん
1
書名通りの本。代替医療についても少し触れてるけど、基本は標準医療の話。抗がん剤治療を人生の最優先にする必要は無くて、副作用が辛いなら医師に伝えるべきだし、抗がん剤治療は1,2ヶ月休んでもいいみたいな「抗がん剤治療と気楽に向き合う方法」について書いてある。自分はこの本を読んで「あぁ。やりたい事の予定が立ったら先生に相談してもいいんだ。やっていいんだ」って思えてちょっと救われた。抗がん剤治療を受ける事が決まった人には事前に読んでみたらいいと思う。「甘い言葉なんかイラン!」って人には不向きなのでその点注意。2021/07/21