出版社内容情報
【セールスポイント】
パソコンや通信設備を雷の被害から守る技術を図解
【発刊の目的と内容】
雷により電話やコンピュータなどが被害を受けるのを避ける過電圧保護技術が大きな関心事となっている。本書は世界的な第一人者であるP.Hasse著‘Overvoltage protection of low voltage systems’を翻訳したもので、雷などにより生じる低電圧回路の過電圧被害の防止策について、図、写真、データを豊富に用い平易に解説した。
【購読対象者】
電気,情報・通信設備などの電気設備技術者
建築設備,建築関連技術者
建築電気設備関連の学部・大学院学生
【詳細目次】
1章 過電圧保護の必要性
2章 雷・サージによる被害
2・1 損害統計
2・2 被害の実例
〔1〕タンクの被害
〔2〕工場プラントにおける被害
〔3〕変電所における被害
〔4〕住宅における被害
〔5〕航空機・空港における被害
〔6〕風力発電施設における被害
3章 サージ発生のメカニズム
3・1 妨害源とエレクトロニクス機器
3・2 大気現象に起因する過電圧
〔1〕直撃雷と近傍雷
〔2〕誘導雷
〔3〕信号線の電磁結合作用
〔4〕大気過電圧の大きさ
4章 過電圧保護に関連する分野の規格
4・1 雷保護
〔1〕雷害リスクアセスメント
〔2〕外部および内部雷保護
〔3〕雷保護ゾーン(LPZ)
4・2 IEC規格における過電圧保護
〔1〕IEC60364(建築電気設備)シリーズの規格
〔2〕IEC60664(低圧機器の絶縁協調)シリーズの規格
5章 雷保護設備の施工と効果
5・1 受電部
5・2 建物および部屋のシールド
5・3 シールドされた建物間のケーブルのシールド
5・4 建物のケーブルのシールド
5・5 等電位ボンディング
6章 過電圧保護の実例
6・1 プレハブ建物
6・2 配送センター
6・3 セントラルヒーティング設備
6・4 コンピュータ室
内容説明
原著は写真、図を豊富に用い356ページと膨大な内容である。本書は、過電圧保護の入門書として、その一部を翻訳したものであるが、原著と同じく写真、図をできるだけ多く用い、わかりやすく解説する方針でまとめた。
目次
第1章 過電圧保護の必要性
第2章 雷・サージによる被害
第3章 サージ発生のメカニズム
第4章 過電圧保護に関連する分野の規格
第5章 雷保護設備の施工と効果
第6章 過電圧保護対策の実例
著者等紹介
ハッセ,ペータ[ハッセ,ペータ][Hasse,Peter]
1940年生まれ。ベルリン工科大学電気工学科卒。ベルリン工科大学賞メダル授与。工学博士。アドルフ・マティアス研究所助手を経て、現在、DEHN+S¨OHNE(デーン&ゾーネ)社専務取締役。ドイツ技術者協会(VDE)の避雷研究委員会(ABB)、IEC‐TC81委員
高橋健彦[タカハシタケヒコ]
1947年生まれ。東京電機大学電気工学科卒。千葉大学工学部電気工学科勤務を経て、現在、関東学院大学工学部建築設備工学科教授。工学博士。(社)電気設備学会理事、(社)建築設備技術者協会理事、副会長。IEC‐TC64国内委員会委員長。第34回渋沢賞、第1回電気設備学会論文賞、第38回オーム技術賞を受賞
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