出版社内容情報
【セールスポイント】
エネルギー・地球環境問題への新たなる技術パラダイムを提唱
【発刊の目的と内容】
科学技術の開発はつねにエントロピーの増大をもたらし、地球環境問題を引き起こした。本書は､石油などの短期有限の資源の有効利用度､再生可能エネルギーの有効性､廃棄物のリサイクルの有効性などを､包括的､総合的に判断する指標として「エントロピーアセスメント」を位置づける｡これらを個別に分離分析､評価する手法としてのエントロピーアセスメントを明らかにし､新たな技術パラダイムを提唱する｡
【購読対象者】
エネルギー問題に興味もつ専門家・研究者
地球環境問題に関する研究者・専門家
内容説明
本書は、開発技術学会の研究会として組織された「エントロピーアセスメント研究会」での議論を、有志の賛同を得て取りまとめたものである。
目次
１章 地球資源生産性評価―エントロピーアセスメント（新たなパラダイムの必要性；地球へのやさしさ指標（エントロピー）の導入 ほか）
２章 持続可能な社会への評価手段（持続的発展の要素；方法論の種類 ほか）
３章 エントロピーアセスメントとＬＣＡ（ライフサイクルにおける資源・エネルギー消費とエントロピー；ＬＣＡの概要とエントロピーアセスメントにおける役割 ほか）
４章 ＬＣＡソフトウェアデータベースとＬＣＡの適用例（ＬＣＡソフトウェアデータベースの開発；リチウム電池を対象にしたＬＣＡの実施）
５章 エントロピーアセスメントと外部性（外部性評価の考え方；外部コスト算定の考え方 ほか）
