出版社内容情報
【セールスポイント】
遺伝子全般について、基礎的な最新知識をていねいに解説
【発刊の目的と内容】
近年、遺伝が区は遺伝子操作技術などの応用分野での研究･開発が急速に発展し、生物･医学関係だけでなく、様々な分野で必須の基礎的知識となっている。本書は、"Essential Genetics(2nd edition)"の日本語翻訳本で、遺伝学全般について基礎的な最新知識を全21章で構成し、分かりやすい図解、ていねいな解説でまとめられている。教科書としても十分役立つ内容となっている。
【購読対象者】
大学･高専の生物･医学･農学系分野の学生♂遺伝子工学関連の技術者、研究者
【詳細目次】
第1章 遺伝物質♂1-1 遺伝物質の必要条件♂1-2 核酸の構造♂1-3 DNAが遺伝物質であることの証拠♂第2章 遺伝物質と染色体構造♂2-1 ファージの染色体♂2-2 細菌の染色体♂2-3 真核生物の染色体♂2-4 転位可能遺伝因子♂第3章 原核生物のDNA複製♂3-1 ヌクレオチドの合成♂3-2 プリンの生合成♂3-3 ピリミジンの生合成♂3-4 生体外のDNA合成♂3-5 生体外のDNA複製♂第4章 真核生物のDNA複製と細胞周期♂4-1 真核生物の細胞周期の概要♂4-2 G1期♂4-3 S期♂4-4 G2期♂4-5 分子レベルから見た体細胞分裂♂4-6 細胞周期についてのまとめ♂第5章 体細胞分裂と減数分裂♂5-1 体細胞分裂♂5-2 減数分裂♂5-3 動原体と末端小粒(テロメア)の分子的構造♂第6章 突然変異、突然変異生成･選択♂6-1 突然変異生成♂6-2 自然突然変異♂6-3 誘発突然変異♂6-4 突然変異損傷の修復♂6-5 突然変異株の単離♂第7章 転写♂7-1 RNAの種類♂7-2 原抗生物における転写♂7-3 真核生物における転写♂7-4 メッセンジャーRNA♂7-5 転移RNA♂7-6 リボソームとリボソームRNA♂第8章 タンパク質の生合成(翻訳)♂8-1 タンパク質の成分♂8-2 ペプチド結合♂8-3 タンパク質の構造♂8-4 タンパク質の合成♂8-5 ポリペプチド鎖はN－末端からC－末端方向につくられる♂8-6 原核生物におけるタンパク質合成♂8-7 真核生物におけるタンパク質合成♂第9章 遺伝暗号♂9-1 三文字暗号の証拠♂9-2 遺伝暗号の解読♂9-3 遺伝暗号の特徴♂9-4 「ゆらぎ」♂9-5 突然変異と遺伝暗号♂第10章 ファージの遺伝学♂10-1 ファージＴ4♂10-2 ファージфх174♂第11章 細菌の遺伝学♂11-1 大腸菌の接合♂11-2 形質導入♂11-3 形質転換♂第12章 組換えDNA♂12-1 制限エンドヌクレアーゼ♂12-2 クローニング媒体♂12-3 組換えDNA分子の作製とクローニング♂12-4 高速DNA塩基配列決定法♂12-5 組換えDNA技術の応用♂第13章 真核生物の遺伝:メンデルとメンデルの法則♂13-1 メンデルと古典遺伝学の法則♂13-2 メンデルの第一訪ソ科学出版社:分離の法則♂13-3 不完全優性♂13-4 遺伝的優性の分子モデル♂13-5 メンデルの第二法則:独立の法則♂13-6 メンデルの法則の拡張♂第14章 真核生物の遺伝:二倍体における減数分裂遺伝の分析♂14-1 検定交雑と遺伝的連鎖♂14-2 性染色体と伴性♂14-3 交叉と遺伝的組換え♂14-4 二倍体の遺伝子地図♂14-5 三点検定交雑と遺伝子地図♂14-6 干渉と併発♂第15章 真核生物の遺伝:菌類の遺伝♂15-1 菌類の生活環♂15-2 酵母とアカパンカビの減数分裂による遺伝分析♂15-3 アスペルギルスニドゥランスの体細胞分裂による遺伝分析♂第16章 真核生物の遺伝:人類遺伝学の概説♂16-1 家系図分析♂16-2 染色体異常と疾患♂16-3 ヒト染色体の遺伝子地図作成♂第17章 染色体外遺伝♂17-1 ミトコンドリア♂17-2 葉緑体♂17-3 染色体外遺伝の特徴♂17-4 染色体外遺伝の例♂第18章 生化学的遺伝学(遺伝子の機能)♂18-1 ヒトの代謝の遺伝的制御♂18-2 ショウジョウバエの眼の色素の遺伝的制御♂18-3 アカパンカビの生化学的突然変異株♂18-4 タンパク質構造の遺伝子的制御♂18-5 共直線性♂18-6 要約♂第19章 細菌における遺伝子調節♂19-1 大腸菌のラクトースオペロン♂19-2 大腸菌のアラビノースオペロン♂19-3 大腸菌のトリプトファンオペロン♂19-4 オペロン調節のまとめ♂19-5 転写と翻訳の調節♂第20章 真核生物における遺伝子発現の調節♂20-1 真核生物の遺伝子調節の概観♂20-2 下等真核生物における遺伝子発現の調節♂20-3 高等真核生物における遺伝子発現の調節♂20-4 高等真核生物における長期の遺伝的調節♂第21章 集団遺伝学♂21-1 定義♂21-2 ハーデイ-ワインバーグ平衡♂21-3 ハーデイ-ワインバーグの法則の形式化♂21-4 ハーデイ-ワインバーグの法則の適用♂21-5 遺伝的平衡に影響する要因♂21-6 結論♂付録♂用語解説♂索引
内容説明
分子レベルでみた遺伝子に始まり、遺伝子の伝達、さらに遺伝子発現の制御、核外遺伝そして集団遺伝子と、順序だてて解説したユニークな書です。
目次
第１章 遺伝物質
第２章 遺伝物質と染色体構造
第３章 原核生物のＤＮＡ複製
第４章 真核生物のＤＮＡ複製と細胞周期
第５章 体細胞分裂と減数分裂
第６章 突然変異、突然変異生成、選択
第７章 転写
第８章 タンパク質の生合成
第９章 遺伝暗号
第１０章 ファージの遺伝学
第１１章 細菌の遺伝学
第１２章 組換えＤＮＡ
第１３章 真核生物の遺伝：メンデルとメンデルの法則
第１４章 真核生物の遺伝：２倍体における減数分裂遺伝の分析
第１５章 真核生物の遺伝：菌類の遺伝
第１６章 真核生物の遺伝：人類遺伝学の概説
第１７章 染色体外遺伝
第１８章 生化学的遺伝学（遺伝子の機能）
第１９章 細菌における遺伝子調節
第２０章 真核生物における遺伝子発現の調節
第２１章 集団遺伝学
