講座源氏物語研究〈第1巻〉源氏物語研究の現在

講座源氏物語研究〈第1巻〉源氏物語研究の現在

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  • サイズ A5変判/ページ数 232p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784273034511
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C3393

出版社内容情報

「源氏物語」は実に多様な文化史をもって形成してきた。それからの研究と関連・展開を問い返し、今後の<しるべ>となるべく<現在>の視点から研究のありようを提示した。

内容説明

『源氏物語』は成立して千年の歳月を経ており、その間日本の文学や研究方法だけでなく、実に多様な文化史をもって形成してきた。それらが研究とどのように関連し、展開してきたかを問い返し続け、今後のあり方の〈しるべ〉にもならなければならない。そのような意味において〈現在〉という視点から『源氏物語』研究のありようを提示した。

目次

源氏物語研究の意義
『源氏物語』の分析批評―「語る、主体」への流れ
『源氏物語』の文化現象―挟撃する大衆化と権力作用
国語教科書における『源氏物語』―『源氏物語』は「最高傑作」か
源氏物語の映像化
物語の「用」―効用主義的『源氏物語』観と国学者たち
「六条院」推定復元画について
源氏物語と地理及び観光
「主題」からみた源氏物の能概観
源氏物語研究の新動向

著者等紹介

伊井春樹[イイハルキ]
国文学研究資料館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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maekoo

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講座 源氏物語研究 全12巻 別2巻 監修・編集:伊井春樹の第1巻 冒頭、伊井教授による「源氏物語研究の意義」は「小説神髄」での坪内逍遥の本居宣長の説も含めた源氏物語論を取り上げており俊成以降の源氏物語研究にも触れ大変興味深いです 又、源氏物語がその時代時代の政治的な価値観を持ってその時代に翻弄された姿も次の小林正明教授の「源氏物語の文化現象」の論文に述べられています 特に昭和の初めに演劇中止や不敬として谷崎版の検閲削除等の源氏弾圧は有名です 天皇制と源氏物語の歴史的事実が知れ大変面白いです2021/02/27

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