内容説明
本書は、昭和五十二年から平成九年までに発表してきた、主として『沙石集』の文法・文体・表現に関する論稿十三編を収めたものである。
目次
1 語法資料としての特性
2 主格助詞「ガ」の発生
3 接続助詞「ガ」の確立
4 蔑称の「ガ」について
5 助動詞「キ」
6 末尾文の「コソ」
7 説教台本としての沙石集―広本から略本へ
8 説教の構成と内容
9 説教の表現と手法
10 弁説考
11 オノマトペ
12 直喩表現
13 信州の地名「今講」「ハツスへ」
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