内容説明
本書は国際啄木学会が発足した平成元年以降に発表された研究論文のなかから、従来の啄木研究にその豊かな問題意識によって新しい可能性をもたらした論考18篇を精選した。
目次
作家(新しき詩歌の時代の石川啄木―天才詩人十年の軌跡;中野重治の啄木論;石川啄木―「家」制度・女・自然主義 ほか)
作品(例えば「事ありげな春の夕暮」は―啄木と女性;長詩「はてしなき議論の後」に潜むモチーフ;メデューサの首 ほか)
時代・社会・思想(日露戦後の啄木―閉塞感覚の形成;石川啄木・文芸弾圧と評論をめぐって―1909年(明治42年)を中心に
「所謂今度の事」の執筆時期と同時期の短歌について ほか)
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