感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あかふく
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論争という意味以上に何かの対立というものに対する関心が全体的に大きく読める。その中でも北村透谷「内部生命論」のように内と外という対立の中で何が違うのか、あるいはどのように照応するのかということを求めていく議論が興味深い。その他には早稲田文学の没理想 (森鴎外) .内部生命論 (北村透谷) .美的生活を論ず (高山樗牛) .露骨なる描写 (田山花袋) .自然主義の価値 (島村抱月) .時代閉塞の現状 (石川啄木) .鶏頭序 (夏目漱石) .話らしい話のない小説 (芥川竜之介) .目的意識論 (青野季吉)など2013/07/18