国民文庫<br> 親にも読ませたい子どもの本ガイド

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国民文庫
親にも読ませたい子どもの本ガイド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784272887705
  • NDC分類 028.09
  • Cコード C0137

内容説明

優れた児童文学は、大人が読んでも感動するものです。子どもと感じ方は違うでしょうが、子どもに与えるときも、親自身がその作品の評価をもっていることは重要なことです。本書は、親にもぜひ読んでもらいたいと思う児童文学作品を50余のテーマにそって紹介していくユニークなブックガイドです。

目次

1 プロローグ風に(本について;児童文学が市民権を獲得するための覚え書 ほか)
2 童話を歩く(幼年童話について;性教育について;なんとなくおもしろい絵本について;絵本論について;魔法使について;夢について;詩について;ナンセンスについて;写真絵本について;おやすみなさいの絵本について ほか)
3 短めのエッセイとちょっと長めのエッセイ(宮沢賢治について;私の好きな1冊の絵本;生きる意味について;『兎の眼』について;新村徹について;乙骨淑子の本について;絵本ジャンルの確立 ほか)
4 言葉からの批評(妖怪―変化;大阪弁小考;言葉は響く;仮面の哲学;読める文章で ほか)
5 エピローグ風に(居酒屋の作家;外国絵本との出会い;私の読者は誰か? ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TSUBASA

3
絵本、童話、児童文学、子供のために作られた本は大人が子供にキレイゴトを押し付ける作品ばかりだ。本当に優れた本というのは年齢の垣根を越えて面白く、気づく事の多い本である。数多くのそういった本を読んできた奥田継夫氏の児童文学ガイド。確かに、子供のための物語というと大人の都合というか願望で装飾された話が多く、児童文学は子供が読む物だという固定観念がついてしまっている。しかし、名作として名高い作品は大人こそ読むべき物が多いように感じられる。この本で紹介されている作品は読んだ事の無い物ばかりだが、興味が湧いてきた。2012/08/15

Takao

2
1991年6月20日発行(初版)。29年前の発行。所々読んではいたが、初めて読み通した。「親にも読ませたい」「子どもの本ガイド」だが、国民文庫らしからぬ? 辛口の批評が続く。積み上げれば10メートル(2000冊以上)の児童文学書を読む著者だから言えることなのだろう。それでも、何冊も読みたい本ができた。そんな辛口の著者が「徹夜で読みあげた感動は…ぼくの読んできた全児童文学の中でもベストのランクにくると」手放しで評価しているのが『ゲド戦記』。ジブリで映画化された時にも話題になったが、この大作に挑戦してみたい。2020/05/10

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