出版社内容情報
愛なくしてはもともと映画など撮れない――。初監督から17年、『幸福の黄色いハンカチ』製作当時に監督が語った言葉を新装版として復刊。その後の長いキャリアをも支え続けた、変わらぬ映画への思いとは。
◆目次
はじめに――新装版に寄せて
Ⅰ 映画と私――映画について思うこと
Ⅱ 素材と脚本――モチーフと技術
Ⅲ 映画づくりの現場――スタッフと俳優と監督と
山田洋次への手引き(解説=クロード・ルブラン)
監督作品一覧
【目次】
◆目次
はじめに――新装版に寄せて
Ⅰ 映画と私――映画について思うこと
映画界にはいって
松竹にはいった頃/『二階の他人』から『馬鹿まるだし』へ/『男はつらいよ』の誕生
映画との出会い
「路傍の石」の強烈な印象/新しい発見
映画とは
芸術は人を楽しませるもの/中学時代の体験/いわゆる娯楽映画について/今日の文化のあり方
映画とリアリズムについて
落語と浪花節/リアリズムの流れ
「おかしさ」について
五〇円食堂での体験/生活感覚と笑い
観客とつくり手との共感
ゆたかな想像力への信頼/肌のぬくもり/「寅さん」への共感/人を大事にする/現実の認識と映画
「寅さん」とアメリカ人
アメリカ人の共感/自国をみつめた映画
チャップリンについて
Ⅱ 素材と脚本――モチーフと技術
衝動の力
どうしてもつくりたい気持ち/『家族』の場合/『男はつらいよ』の場合/『幸福の黄色いハンカチ』の場合/撮りたい映画/『同胞』の場合
脚本について
「砂の器」の脚本/技術のもの真似/「無法松の一生」の例/感性の大切さ
Ⅲ 映画づくりの現場――スタッフと俳優と監督と
私の演出
舞台も映画も同じ/できないコンテ
監督とスタッフ
心のかようスタッフ/スタッフの努力
「寅さん」のチーム
私の仲間たち/リアルな演技
演出家と俳優
俳優の生い立ち、素性/演出家の責任
渥美清さんのこと
私心を去る/天賦の才ということ/寅さんと私たち
あとがき
山田洋次への手引き(解説=クロード・ルブラン)
監督作品一覧
内容説明
1978年、当時40代後半の監督が語った映画への思い。山田作品が世代や時代を超えてなお愛される、その素地がここにある。
目次
1 映画と私―映画について思うこと(映画界にはいって;映画との出会い;映画とは;映画とリアリズムについて;「おかしさ」について;観客とつくり手との共感;「寅さん」とアメリカ人;チャップリンについて)
2 素材と脚本―モチーフと技術(衝動の力;脚本について)
3 映画づくりの現場―スタッフと俳優と監督と(私の演出;監督とスタッフ;「寅さん」のチーム演出家と俳優;渥美清さんのこと)
著者等紹介
山田洋次[ヤマダヨウジ]
1931年大阪府生まれ。54年、東京大学法学部卒。同年、助監督として松竹入社。61年『二階の他人』で監督デビュー。69年『男はつらいよ』シリーズ開始(19年までに全50作)。08年より日本藝術院会員、12年に文化勲章を受章、14年に東京都名誉都民顕彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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