内容説明
バベッジ以上に科学と機械工学のあいだの溝を狭めた人はいない。バベッジが夢見たときから約100年を経て開発された20世紀のコンピュータ。直接影響を与えていないにもかかわらず、なぜバベッジは「コンピュータの父」と呼ばれるのか。19世紀、保守的なイギリス科学界と絶えず衝突しながらも、つねに科学を社会に役立てようとしたバベッジの評伝。
目次
第1章 数学者となるまで
第2章 科学界での活躍
第3章 階差機関の発明
第4章 改革の気運
第5章 解析機関の発明
第6章 哲学者の人生の断片
第7章 バベッジ以後
著者等紹介
ギンガリッチ,オーウェン[ギンガリッチ,オーウェン][Gingerich,Owen]
ハーヴァード大学名誉教授(天文学・科学史)。スミソニアン天文物理観測所名誉上級天文学者。2006年夏のIAU(国際天文学連合)惑星定義委員会では議長を務めた
コリアー,ブルース[コリアー,ブルース][Collier,Bruce]
元ハーヴァード・カレッジ副学長。マサチューセッツ州メーナードの元ディジタル・イクイップメント社技術主任。セント・ジョンズ・カレッジを優等で卒業。ハーヴァード大学で科学史の文学修士号および博士号を取得
須田康子[スダヤスコ]
秋田県生まれ。学習院大学文学部ドイツ文学科卒。コンピュータマニュアルのライターなどを経て、1988年よりドイツ語、のちに英語の翻訳活動を開始。現在おもに電子・通信技術分野の英訳にたずさわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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御餅田 もちこ
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ダージリン
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