出版社内容情報
資本主義社会の中にも社会主義へと向かう萌芽はあらゆる面にある。夢物語や全体主義といった旧来のイメージを塗り替え、今・ここで生きる私たちのためのアクチュアルな思想として社会主義を再話する。次世代に贈る入門書。
[目次]
序章
第1章 ここにある社会主義
第2章 社会主義を捉える視角
第3章 自由主義と社会主義
第4章 生産手段・労働・分配
第5章 共同体・国家・市場
第6章 人類史から見た社会主義
第7章 「社会主義」を自称した国々
第8章 競争と共同
第9章 生産の社会化
第10章 社会民主主義
第11章 社会主義の予兆
第12章 まとめ
内容説明
「新しい資本主義」より、こっちじゃない?格差、貧困、気候危機…。資本主義への疑問が高まっているが、対案としての社会主義は、誤解にまみれ、忌避されてきた。しかし社会主義こそが、いま最も必要であり、現実的な選択なのだ。アクチュアルな思想として社会主義を再話する、新たな入門書。
目次
第1章 ここにある社会主義
第2章 社会主義を捉える視角
第3章 自由主義と社会主義
第4章 生産手段・労働・分配
第5章 共同体・国家・市場
第6章 人類史から見た社会主義
第7章 「社会主義」を自称した国々
第8章 競争と共同
第9章 生産の社会化
第10章 社会民主主義
第11章 社会主義の予兆
第12章 まとめ
著者等紹介
松井暁[マツイサトシ]
1960年生まれ。専修大学経済学部教授。専門は経済哲学、社会経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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樋口佳之
51
社会主義の理念は社会進歩にとって大きな価値をもつか」というアンケートを、先進国から途上国まで28か国を対象に実施した/「そう思う」と答えた割合は、日本は21%で最低です。日本人にとって社会主義は縁遠い/スウェーデンが51%、イギリスが49%、ドイツが45%/図ではアメリカが39%となっていて、これは難儀だなと驚きましたが、問いを「世界には万人が従うべき規範が存在するか」とかに変えれば、もっと大変な状況が露わになるかもしれないなあ。/本書はその状況に対峙するために「ここにある社会主義」にこだわり、(続)2023/10/29
ひめ
0
無数のローカルな協同組合などのアソシエーションが、国レベルを超えてグローバルに、民主的協議のネットワークでつながる2024/03/27