出版社内容情報
マルクスの社会主義論を、ロールズ以来の現代規範理論の潮流の中に位置づけ直し、「自由主義の発展としての社会主義」を構想する。
【著者紹介】
1960年生まれ。専修大学経済学部教授。専攻は、政治哲学・社会思想。著書に、『ポスト・リベラリズムの対抗軸』『現代規範理論入門』『アナリティカル・マルキシズム』(以上、共編著、ナカニシヤ出版)ほか。訳書に、G. A. コーエン『自己所有権・自由・平等』(共訳、青木書店)ほか。
内容説明
正義論と疎外論の邂逅。リバタリアニズム、コミュニタリアニズム、功利主義、そしてロールズの平等自由主義…。現代規範理論において、マルクスの社会主義はいかなる位置を占めるのか。
目次
第1章 自由主義と社会主義の規範理論
第2章 社会主義規範理論の分析
第3章 正義
第4章 所有
第5章 自由
第6章 平等
第7章 功利
第8章 コミュニティ
第9章 疎外
第10章 自由主義の発展としての社会主義
著者等紹介
松井暁[マツイサトシ]
1960年生まれ。専修大学経済学部教授。専門は、経済哲学、社会哲学。東京大学文学部哲学科卒業、一橋大学経済学研究科博士課程単位取得。一橋大学、富山大学、立命館大学勤務を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 都筑閑話 〈2〉