出版社内容情報
日本にも共通する現代社会の諸事象を、組織・能力観・消費文化の三の変容から読み解き、ポストフォーディズム時代の新たな人間疎外を描きだす
目次
第1章 官僚制度(現在の新たなるページ;社会資本主義;檻から解放されて;組織の構造;権威と支配;二つの社会的損失;自己理解)
第2章 才能と“不要とされる不安”(不要とされる不安;職人技と能力主義;潜在能力;知識と権力)
第3章 消費政治(自己消費的情熱;ブランド化と潜在性;消費者としての市民)
第4章 われらが時代の社会資本主義(物語;有用性;職人技)
著者等紹介
セネット,リチャード[セネット,リチャード][Sennett,Richard]
社会学者、作家。1943年シカゴ生まれ。リースマン、エリクソンらに師事し、20代半ばから都市論などを発表し注目を浴びる。73年よりニューヨーク大学教授を務め、同大学人文学研究所を設立。現在はマサチューセッツ工科大学(MIT)およびロンドン経済学校(LSE)教授としてロンドン在住。小説も発表し、プロ級のチェロ奏者でもある
森田典正[モリタノリマサ]
1956年生まれ。早稲田大学大学院修士課程を経て、イギリス・ケント大学で博士号取得。現在、早稲田大学国際教養学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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