出版社内容情報
没後70周年、グラムシ研究40年の集大成
内容説明
没後70年のグラムシからグローバル化する現代社会を読み解く。
目次
第1部 初期マルクスにおける疎外とその回復の思想(動態的疎外論への前哨;窮乏化理論と労働者教育;初期マルクスの人間=社会観について)
第2部 マルクスにおける疎外超克の問題点(マルクスの主体形成論の再審;ベルリンの壁の崩壊と市民社会;マルクスのアソシエーション論)
第3部 市民的ヘゲモニーの思想―グラムシ『獄中ノート』の再審(グラムシの「実践の哲学」とヘゲモニー;市民社会論と「歴史的ブロック」;「知的・道徳的」ヘゲモニーの実相;ヘゲモニーの刷新と展開)
第4部 市場原理主義と市民的ヘゲモニーの形成(資本主義の変貌と教育;ポスト臨教審と構造改革;現代日本における市民社会論と主体形成;市民社会思想の古典と現代;「現代市民社会」と主体形成;現代に生きるグラムシ―その生涯と思想;グラムシの教育論への序章)
著者等紹介
黒沢惟昭[クロサワノブアキ]
1938年長野県生まれ。一橋大学から東京大学大学院修了。本州大学(現長野大学)、神奈川大学、東京学芸大学、山梨学院大学を経て、現在長野大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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